無垢の木と、薄っぺらい木と、木のようなもの
木のものと木のようなもの

これは何でしょうか?
木でしょうか? 木のようなものでしょうか?

最近、新しい加工技術が進化して、木の模様を再現した素材がとっても本物みたいになってきています。
家具や床材など、身近なところで使われていることがありますね。みなさんも普段、身近に触れたり目にしたりしていると思います。
その素材、見た目は「まさに木そのもの!」でも、触ってみたり、においをかいでみると、実際の木とは違うんですね。これって、小さなお子さんがいると特に気になるポイントだと思います。我々大人たちにとっては、自然の木というものを知っているので、見た目だけで何となく、木の温もりや香りを感じることができ、その見た目だけで他の材料と比較して、新和感を感じたり、安らいだ気分になったりできます。
それが、自然の木を知らない子どもたちが見た時に、いったい何が起きるのでしょうか?
いろいろあると思いますが、こんなことがあるのではないかと思います。
木の模様を再現した素材の子どもたちに与える影響

1. 触感の違い:
まず、本物の木と比べて、触った感触が少し違います。子どもたちは、触覚を通して世界を知っていきます。なので、触った時の感じ方も大事になってきます。
2. 香りの違い:
木の香りって独特で、何とも言えない癒しを感じますよね。でも、この新しい素材は本物とは香りが異なります。木の香りは、子どもたちの感覚を刺激して、リラックスさせる効果もあるって言われていますが、新しい素材には、その香りがありません。
3. 感覚経験の注意点:
木目の仕上げ材が本物の木と見分けがつきにくい場合、子供たちの感覚経験が誤認識される可能性があります。触感や温もり、香りが本物とは異なることが子供たちに影響を与えるのではないでしょうか?
4. 自然への関心の低下:
本物の木材は自然の一部であり、触れることで自然環境に対する感謝や関心が生まれます。しかし、加工技術によって作られた材料が本物と見分けがつきにくい場合、子供たちの自然への関心が低下し、環境への理解が不足する可能性があります。
5. 美的感覚の変容:
木目の仕上げ材が非常に精巧になると、美的な感覚が形成される際に本物の木材との比較が難しくなります。本物の木が持つ独自の模様や質感が欠如することで、子供たちの美的感覚が変容する可能性があります。
本物の木の温もりや香りを感じてみる

このようなことから、素材を選ぶ際には見た目だけでなく、触って感じたり、香りをかいでみたりすると、子どもたちが自然な感覚経験をすることができます。これが将来的には、自然への興味や感覚的な発達に繋がるかもしれません。
もちろん、新しい素材も素晴らしいんですけど、お子さんとの触れ合いの中で、本物の木の温もりや香りを感じてさせてあげるのも素敵だと思います。
ちなみにこの中の、
写真Aは、木目柄のビニール系のシート
写真Bは、本物の木をうす〜くスライスして貼ったもの
写真Cは、木目調のタイル
です。
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