自然とアートが織りなす癒しの空間 〜 豊島美術館
豊島美術館の魅力を紹介!自然とアートが織りなす癒しの空間

先日、香川県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島、豊島(てしま)にある「豊島美術館」に行ってきました。木とは直接は関係がないですが、この美術館は、自然とアートが絶妙に融合したユニークで、とても素敵な場所なので、ご紹介したいと思います。
豊島美術館とは

豊島美術館は、建築家・西沢立衛(にしざわりゅうえ)と美術家・内藤礼(ないとうれい)によって設計された、自然と共生するアートスペースです。この美術館は、2010年に瀬戸内国際芸術祭の一環としてオープンし、以来多くのアートファンや観光客が訪れる人気のスポットとなっています。
豊島美術館の特徴:建築デザインと自然の融合

豊島美術館の最大の魅力は、建物そのものが一つのアート作品であること。美術館は、豊島の美しい自然環境に溶け込むように設計されており、外観はまるで一滴の水が大地に落ちた瞬間を切り取ったかのような滑らかな曲線を描いています。このシンプルでありながらも力強いデザインは、建築好きの方にもたまらない魅力です。

建物の中に入ると、広がるのは柱のない開放的な空間。天井には2つの大きな穴があり、そこから光が差し込み、風が通り抜け、周りの緑が見えてきます。この空間に入ると、まるで自然と一体になったかのような感覚に包まれ、忙しい日常を忘れてリラックスできます。
自然が生み出す「水の流れるアート」


豊島美術館の内部には、内藤礼さんの作品「母型(ぼけい)」が展示されています。展示されているというよりは、建物内部全体が作品となっています。
この作品は、床の上に水が自然に湧き出し、ゆっくりと流れていくというだけのもの。と、言ってしまうととてもシンプルに感じますが、この水の流れがこのアートの大きな役割を果たしています。

この作品は、一日を通して、いたるところから水が湧き出す「泉」です。自然の一部として常に変化し続けます。ふたつの開口部(穴)からの光や風、鳥の声、時には雨や雪が入り、たえず色々な表情をみる人に伝えます。その瞬間ごとに異なる姿を見せるこのアートは、訪れるたびに新しい発見をもたらすそうです。静かに空間に身を置き、自然と一体になり、時間の流れを忘れるようなこの体験は、心に深い安らぎを与え、日常の喧騒から解放される特別なひとときとなります。

訪れた皆さんは、無言で、寝転がったり、座ったり、立ったりしながら、その時を味わっていました。
また、この水の流れる音が、小さい音ですが、とても心地よく、静寂の中で自然の音を感じながらアートを楽しむことができます。この独特な体験は、まるで瞑想のように心を穏やかにしてくれました!
瀬戸内国際芸術祭と豊島美術館
豊島美術館は、瀬戸内国際芸術祭の主要な会場の一つとしても知られています。瀬戸内国際芸術祭は、3年に一度開催される大規模なアートイベントで、国内外から多くのアーティストが参加し、瀬戸内海の島々に作品を展示します。この芸術祭は、地域の文化や自然環境とアートが交差する場であり、豊島美術館もその一部として多くの人々にアートの魅力を伝えています。
この芸術祭の期間中は、豊島美術館だけでなく、周辺の島々でも様々なアート作品が展示されており、アート好きの方にはたまらないイベントです。島々を巡りながら、豊島美術館を訪れるのも一つの楽しみ方ですね。
豊島美術館へは?
豊島美術館へのアクセスは少し手間がかかりますが、それがまた特別な感じを作り出します。まずは香川県の高松港や岡山県の宇野港からフェリーで豊島へ渡り、そこからバスやレンタサイクルで美術館へ向かいます。
フェリーに揺られながら瀬戸内海の自然の景色を楽しむのも、また良いものです。
美術館を訪れる際は、時間に余裕を持ってゆっくりと過ごすのがおすすめ。自然の中でアートと向き合いながら、自分だけの静かな時間を楽しんでください。美術館の近くには、地元の食材を使ったカフェやレストランもあり、食事も楽しめます。
心と体をリフレッシュする時間をぜひ!
豊島美術館は、自然とアートが見事に調和した癒しの空間です。忙しい日常から少し離れて、心をリセットするための時間を持つことができます。
次のお休みの時、ちょっと足を伸ばして豊島美術館を訪れてみませんか?自然の中でアートと向き合い、心と体をリフレッシュする時間をぜひ味わってみてはいかがですか?
美術館の中は撮影禁止たったので、内部の写真は、購入したカタログ内の写真を撮影したものを掲載しています。
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