2025年の大阪・関西万博で注目を集めている「大屋根リング」
大屋根リングって何?


「大屋根リング」は、万博会場をぐるりと囲む、全長約2キロメートルの巨大な木造建築物です。その規模は、世界最大級の木造建築物としてギネス世界記録にも認定されています。設計を手がけたのは、世界的に活躍する建築家・藤本壮介さん。彼は、「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を、このリングに込めました。
大屋根リングの 設計者と施工者

- 設計者:世界的に活躍する建築家・藤本壮介さんが手がけました。
- 施工者:大屋根リングの建設は、以下の3つの工区に分かれて進められました:
- 北東工区:大林組・大鉄工業・TSUCHIYA共同企業体・株式会社安井建築設計事務所
- 南東工区:清水建設・東急建設・村本建設・青木あすなろ建設共同企業体
- 西工区:竹中工務店・南海辰村建設・竹中土木共同企業体・株式会社昭和設計

これらの企業が協力し、約2キロメートルに及ぶ大屋根リングの建設を担当しました。
大屋根リングの大きさと高さ
- 内径:約615メートル
- 外径:約675メートル
- 幅:約30メートル
- 高さ:内側が約12メートル、外側が約20メートル

この巨大なリングは、会場をぐるりと囲むように設置されており、訪れる人々に圧倒的なスケール感を提供しています。
大屋根リングの一周は約2キロメートルあります。通常の歩行速度で歩くと、約20〜30分程度かかりますが、景色を楽しみながらゆっくり歩くと、約1時間ほどかかることもあります。
大屋根リングに使用されている木材とその産地


大屋根リングには、以下の木材が使用されています:
- 国産材(約70%):
- スギ:主に福島県産が使用されています。
- ヒノキ:四国産(高知県や和歌山県など)が使用されています。
- 外国産材(約30%):
- オウシュウアカマツ:強度があり、構造材として適しています。
これらの木材は、環境への配慮や地域資源の活用を目的として選定されました。
木を使う上での特徴




大屋根リングの建築には、日本の伝統的な「貫(ぬき)接合」という工法が用いられています。これは、木材に穴を開けて他の木材を差し込む方法で、釘を使わずに木材同士を組み合わせる技術です。この伝統技術に現代の工法を加えることで、耐震性や耐久性を高めています。
万博終了後の大屋根リングの行方は?

万博終了後の大屋根リングの活用については、以下のような方針が示されています:
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一部保存:万博協会は、北東部分の約200メートルを保存する方針を発表しました。
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再利用の検討:万博協会は、大屋根リングの閉会後の利活用について、民間事業者や公的団体等から幅広い提案を募集し、リユースの可能性を検討しています。
これらの方針により、大屋根リングは万博終了後もさまざまな形で活用される予定のようです。
大屋根リングの素晴らしさ



大屋根リングは、伝統と最新技術が融合した、まさに日本の技術力と美意識を象徴する建築物です。訪れる際は、ぜひそのスケールと美しさを体感してみてください。また、リングの上部には「スカイウォーク」が設けられており、会場全体や瀬戸内海、大阪の街並みを一望できます。
大阪・関西万博の大屋根リングは、家族でのお出かけにもぴったりのスポットです。ぜひ、ご家族やお友達と一緒に訪れて、その魅力を体感してみてください。



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