北欧の木のおもちゃの紹介6 〜カイ・ボイスンの「Dog(ドッグ)」がくれる、小さな安心〜
背伸びしながら、家族の心に寄り添う
〜カイ・ボイスンの「Dog(ドッグ)」がくれる、小さな安心〜

長い胴体、短い足、つぶらな瞳。
見た瞬間、「あ、ダックスフントだ!」と微笑んでしまう、そんな愛らしい木の犬が、北欧からやってきました。
今回は、デンマークの巨匠カイ・ボイスンによる「Dog(ドッグ)」、ダックスフントをモチーフにした木のオブジェをご紹介します。
おもちゃとして、インテリアとして、そして“家族の一員”として、長く大切にできる存在です。
カイ・ボイスンの願い:「遊びと芸術のあいだ」にあるもの

カイ・ボイスン(Kay Bojesen)は、「子どもの心を忘れないデザイナー」として知られています。
20世紀デンマークデザインの黄金期を築いた彼は、もともと銀細工師としてスタートしましたが、やがて「遊び心と品質が共存する木のおもちゃ」へと情熱を注ぎました。
その哲学はとてもシンプルです。
「線に厳しく、命にやさしく」。
つまり、機能性と美しさを両立させながらも、見る人・触れる人の心を和ませるデザインを目指していたのです。
今でも「Kay Bojesen Denmark」として、彼の名作たちは世界中の家庭で親しまれています。
長い胴体に、愛情もたっぷり込めて──Dog(ドッグ)の魅力

この木の「Dog(ドッグ)」は、ダックスフントをモチーフに1950年にデザインされました。
大きな耳、ややすねたような表情、そしてぽてっとしたフォルム、目やしっぽ、頭、足が動かせるので、座ったり、首をかしげたり、うつむいたりと、まるで感情を持っているような豊かな表情をつくることができます。
この「ちょっとすねた感じ」がまたかわいらしいです。
子どもたちはもちろん、大人でもつい話しかけてしまう、そんな不思議な魅力を持っています。
木のおもちゃだからこそ、子どもの心を育ててくれる

デジタル玩具があふれる中で、今、木のおもちゃの価値が見直されています。
触れることで感じる木の温度、香り、重み、質感など、それらは五感を刺激し、子どもの想像力や感性を育てる源となります。
このDogは、つるつるとしたオーク材で作られており、ひとつひとつ違った木目があるのも特徴です。
つまり、世界で一体だけの“うちの子”。
自然素材のあたたかみが、子どもの心にも深くやさしく届いていきます。
大人の暮らしにも、やさしい存在感を

おもちゃでありながら、そのミニマルで洗練されたデザインは、インテリアとしての美しさも兼ね備えています。
玄関、リビング、ワークスペース、どこに置いてもすっと馴染み、空間にやさしさを添えてくれます。
忙しい日常のなか、ふと目に入るDogの姿が、「まぁまぁ、そんなに急がなくてもいいよ」と語りかけてくれているように感じられます。
疲れた日にも、ほんの少しだけ肩の力が抜け、大人の心も癒してくれる、そんな存在感があります。
ずっとそばにいてくれる、うちの“Dog”

この木のダックスフントは、話すことも、動き回ることもしません。
でも、不思議なことに、ちゃんと家族の中に「いる」のです。
赤ちゃんの頃には見守り役として、子どもが大きくなったら思い出の証として、大人には、日々の心のクッションとして。
時が経っても、木の色は深まり、思い出は積み重なっていきます。
そんなふうにして、この子は“ただのおもちゃ”を超えて、家族の歴史を刻む存在になっていきます。
あなたの家にも1匹いかがでしょう?
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