素敵なダイニングチェア5 〜 シューメーカースツール
デンマークの伝統と家族の絆が生み出す「シューメーカースツール」の魅力

北欧の家具ブランド「Werner(ワーナー)」が手がけるシューメーカースツール。シューメーカーチェアの名で聞いたことがある方もあるかもしれません。このスツールは、見た目のユニークさだけでなく、背後にある温かいストーリーやデザインの背景から、多くのファミリーに愛されています。今回は、デンマークの小さな村で受け継がれる家族のものづくりが生み出す、シューメーカースツールの魅力をご紹介します。
デンマークの小さな村から生まれるハンドメイドの逸品

シューメーカースツールは、デンマークのオーデンセから車で約40分ほどの小さな村にある、Lars Werner(ラース・ワーナー)氏とその家族が運営する工房で作られています。三代にわたって続くこの工房では、全てのシューメーカースツールをハンドメイドで製作しています。家族の絆で結ばれた彼らの技術や精度、作業スピードは、デンマーク国内でも高く評価され、様々な家具ブランドから信頼を得ています。
思わず座りたくなるデザイン


シューメーカースツールを一目見たとき、そのユニークな形に心惹かれる方も多いはず。座面はお尻の形に合わせてくぼんでおり、なめらかなビーチ材の木肌と3本の丸みを帯びた脚が特徴です。このデザインは、もともと靴職人が長時間座って作業するために生み出されたもので、座り心地の良さを追求しながら改良が重ねられてきました。一見するとシンプルな形ですが、その背後には機能性を重視した職人たちの知恵が詰まっています。
15世紀から続く伝統の形

シューメーカースツールの歴史は15世紀にさかのぼります。当時、靴職人たちはレザー張りの木靴(CLOGS)を作る際に、この3本脚のスツールに座って作業をしていました。この形状は、フラットではない石畳の床や外での作業においてもガタつきを抑え、安定感を保つために重宝されたのです。デンマークの家具産業が成長を遂げた1960年代には、Lars Werner氏の先代がアメリカへの輸出を見据えて、組み立てが簡単なノックダウン構造のスツールを考案。こうして現代に至るまで、少しずつ改良が加えられながら進化を続けてきました。
このスツールが長く愛される理由とは?
シューメーカースツールが長く愛されているのには、いくつかの理由があります。まず、座面がお尻の形に合わせて丁寧に削り出されているため、木製でありながら柔らかな座り心地を実現しています。また、仕上げには「ソープフィニッシュ」という技法が用いられており、石鹸の泡が木材をコーティングすることで、白木の風合いと自然な質感を楽しめます。さらに、使用されているビーチ材(日本のぶな)は、野球のバットにも使われるほど堅くて丈夫な素材。これにより、子どもから大人まで安心して使用できる耐久性を持っています。
さまざまなシーンにフィットするサイズ展開

シューメーカースツールは、サイズバリエーションが豊富なのも魅力の一つです。お子さま向けのH27cmのものから、キッチンカウンターにぴったりなH69cmのものまで、暮らしのさまざまなシーンに合わせて選ぶことができます。ダイニングやワークスペースでの利用には、H49cmのものが特におすすめです。座面の高さはお尻の形状の最も高い部分を測定しています。
家族で受け継がれる愛用の一脚に
シューメーカースツールは、デンマークの伝統的なものづくりを背景に、家族の手によって丁寧に作られています。そのため、一つひとつのスツールが特別な存在となり、家族で長く愛用できる家具として最適です。お子さまが成長しても使い続けられる耐久性を持ち、インテリアのアクセントとしてもおしゃれに演出できます。
基本は、ビーチ材のソープ仕上げですが、マロガニーを使ったモデルもあるようです。


このように、ワーナーのシューメーカースツールは、見た目の美しさだけでなく、その背後にあるストーリーや職人技が多くの人々に支持されています。家族の絆を感じさせる一脚を、ぜひあなたの暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?
経年変化を楽しむか、当初の表情を維持するか?

こちらは我が家で15年ほど前に購入したものですが、経年で、このように味わいが出てきます。
子供用に購入しましたが、もちろん、今でも使用しています。

紙やすりでやすり、石鹸で仕上げると、買った当初の表情に戻せるようです。
メンテナンスキット ソープ仕上げ用と言うものがあるようです。
今回こちらのシューメーカースツールは、

ACTUS・みなとみらい店で撮影しました。
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